外壁塗装・屋根塗装 福岡市東区T様 工事日誌
平成28年4月14日(木) 「屋根」下塗 「軒天」上塗1・2回目 「雨樋」撤去
本日の作業人員及び作業内容
作業人員 3名(塗装18:00 板金15:00~18:00 終了)
作業員 中山 林 板金1名
「外壁塗装」 作業なし
「屋根塗装」 下塗
「付帯塗装」 軒天/上塗1・2回目
「その他作業」 雨樋撤去
塗装工事日誌(H28.4.14)
本日はバルコニーの
この部分 ↓ の下地処理から作業を開始します。
浮いている塗膜を除去するために ↓ のような電動工具で
塗膜表面を研磨
近くでみてみるとこのような感じですが
もっと近くでみてみると ↓ のようになっています。
この凹凸にみえるのが塗膜内部の気泡だと思いますが、その空気が膨張した際に ↓ のような浮きが生じてきたんだろうと思われます。(多分です)
ここも ↓
このような感じで塗膜の浮きが生じていたようです。
こんな感じに ↓ 浮いている箇所を
一通り削って
バルコニー内の下地処理は終了。
その後、軒天の作業に移ります。
表面の清掃と目荒しを兼ねたケレンを行い
軒天を塗装するにあたり必要な箇所の養生した後に
こちら ↓ の上塗材(菊水化学工業/K’sスーパーファインエース)で軒天の塗装を行います。
この塗料は例外もありますが基本的に下塗が不要になりますので、上塗2回塗りで仕上がりとなります。
まずは下塗。
続いて上塗と行い
2F廻りの軒天の塗装は終了。
ちょうどその頃、板金業者さんがT様邸に到着。
雨樋の撤去が始まりましたので
作業位置が重なる1Fの軒天は明日行うことにして
屋根の作業に移ります。
表面の清掃を行った後に
塗膜が剥がれて元々の瓦の表面が出ている箇所の下塗を行います。
この箇所に使用する下塗材(水谷ペイント/スラリー強化プライマー)はこちら。
↑ はカタログにも記載(脆弱なスタリー層をタイトに補強!)されているように
スラリー層をかなりしっかりと固めることができる乾式コンクリート瓦専用の下塗材になります。
詳しくはカタログをご覧ください → スラリー強化工法
モニエル瓦やセンチュリオン瓦、スカンジア瓦に代表される乾式コンクリート瓦はこのスラリー層の処理を誤ると・・・
こんな感じに ↑ かなり厄介なことになったりするので塗装の際にはちょっと注意が必要な瓦なのです。
ちなみにこの写真は ↓ 未処理?(かどうかわかりませんが)のスラリー層の上から塗装されているようにみえますが
ここまでくるともうリカバリーは不可なので ↑ のようにならないためにも下地処理はキッチリとやっておきたいものデスネ…(^_^;)
スラリー強化プライマーは 主材:硬化剤=3:1 で混ぜあわせる2液形の下塗材になりますので、今回は 主材:硬化剤=0.9kg:0.3kg の合計1.2kg準備。
これを水で希釈して使用するのですが、塗装仕様 ↓ から希釈率を計算すると
75~100%となりますので、先ほど準備した1.2kgに希釈のための水を75%(0.9kg)を加えたもので
塗膜が剥がれている箇所に塗布しておきます。
ところで今回の屋根塗装の塗装仕様ですが、4/8に塗料メーカー担当者と原状の確認を踏まえた上で決定した内容になりますので、カタログ上の塗装仕様とは若干違っています。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 4/8 打合せの内容とは・・・ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
私 「この状態で塗り替えするにはどのようにしたら安心?」
メーカー「剥がれている箇所の下地処理を行った後に、スラリー強化プライマーをタッチアップ」
メーカー「剥がれていない箇所は通常の下塗材(水系パワーシーラーⅡ)でOK」
私 「全体をスラリー強化プライマーではマズイ?」
メーカー「できればパワーシーラーⅡで」
私 「スラリー強化プライマー塗る際、剥がれていない周囲の塗膜に付着する部分は大丈夫?」
メーカー「大丈夫だけど、あんまりたっぷりとは塗らないほうが良いかも」
私 「一応、念のため周囲も目荒ししたほうが安心?」
メーカー「目荒ししなくても大丈夫」
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ こんな感じです ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
剥がれている箇所のスラリー強化プライマーを塗布終了頃
雨樋の撤去も終了となりましたので
PM18:00 作業は終了となりました。