福岡市早良区 M様邸 PC(プレキャストコンクリート)・屋上防水 塗装工事
平成25年2月13日(水) 作業人員4名(1名PM12:30~) 『累計43.25人工』
「屋上・バルコニー」 下地補修 「手摺」 下塗 他
本日の作業は手摺の下塗から始めます。
手摺は吹付での施工となりますので、極力周囲に飛散しないように養生を行った後に、
ブルーシート内で塗装を行います。
「手摺 下塗材」
日本ペイント ハイポン20デクロ
強溶剤タイプの2液型(17:3)下塗材になります。
下塗材を準備後、
吹付にて塗装。「下塗後の様子(片面のみ)」
この手摺の下塗が終わった後に、屋上の防水工事の下地補修に取り掛かるのことになるのですが、その前に仕様の変更がありましたので、ご説明したいと思います。
当初の予定では屋上立上り、及び立上りから300mmの平場までは既存の防水層を撤去の予定としておりました。
撤去自体は比較的簡単に行えるのですが、その際に出る粉塵の飛散をどうするかが問題となっておりました。
この件をメーカーと材料販売業者に相談をしておりましたところ、ウレタン塗膜防水の上からでも施工可能となる仲介シートでの施工に変更しても問題は無いという回答がありまして、こちらの仕様の方が状況を考えた場合に作業的にもスムーズに、また周囲の問題も少ないように思えましたので、以前の仕様からこちらの仕様に変更を本日致しております。
施工手順としては下地のウレタン塗膜防水層は脆弱部のみ撤去、その後に仕上げのアスファルト防水層と仲介するシートを貼付後、通常のアスファルト防水(トーチ工法)の施工を行うといった工程となります。
(同様のファイルをこちらに置いておきますので、ご確認頂けますと助かります。)
以前の仕様と比べまして、撤去を行う面積が少なくなる(施工費の減少)一方、仲介するシートの材料費・施工費の増加となります。
また、立上りに仲介シートの層が一層増える事になりますので、この部分に関しましては防水性能の向上が見込めます。
今回はこの仕様に変更をしまして、これからの作業を進めて行きたいと思います。
立上りウレタン塗膜防水の脆弱部分撤去。
スクレイパーである程度撤去した後、表面の凹凸をグラインダーで削っていきます。
脆弱部以外の部分でこのように下地の凹凸(防水材のダレ)があるような箇所も、
一緒に削りまして、ある程度平らな状態にしておきます。
平場に関しましては、立上り入隅から300mmの範囲内で、
防水層の脆弱部の撤去を行います。
立上り付近以外の平場は、以前の補修箇所のシートの撤去を行いまして、
不陸調整の準備を行います。
以前水が溜まっていた箇所ですが、5~10mm程度周囲より下がっているようです。
プライマーを塗布後、
カチオンフィラーで不陸調整を行います。
「不陸調整材 カチオンフィラー」
エスケー化研 ミラクファンド KC-3000
屋上は以上のような作業を本日行なっております。
この作業と並行して、午前中に行なっておりました手摺の反対面の下塗や、
配管や樋金具の下塗、
ルーフバルコニーの脆弱部の撤去、サッシ廻りのシーリング部塗装等を行い、
最後にルーフバルコニーの防水層を撤去した箇所の雨養生を行いまして、
本日の作業は終了となっております。