外壁塗装・屋根塗装 福岡市西区S様 工事日誌
本日までの概要
平成26年5月17日~平成26年5月21日の内、実働日数2日
作業人員(人工)累計 『5.5人工』(仮設3.75人工 塗装1.5人工 時間外0.25人工)
本日の作業人員及び作業内容
作業人員2名(18:30 1名は14:00~)
「外壁塗装」 作業なし
「屋根塗装」 作業なし
「付帯塗装」 下地処理(ケレン)
「その他作業」 作業なし
塗装工事日誌(H26.5.21)
本日から塗装工事開始です。
まずは現状の状況を確認してみることに……
「庇」
サビの発生と、
塗膜剥離が起きています。
「換気フード」
こちらも同様にサビの発生が見られます。
「出窓上部」
サビの発生です。
「その他鉄部」
サビの発生です。
「雨樋」
前回の塗装時の塗膜剥離が起きています。
「破風板」
こちらも同様に塗膜剥離。
「木部」
塗膜剥離です。
全般的にサビの発生と塗膜剥離が見られますが、
- ・鉄部に関しては前回塗装時のケレン不足と下塗材(サビ止め)省略が原因
- ・雨樋に関しては前回塗装時のケレン不足が原因
- ・破風板に関しては前回塗装時のケレン不足と下塗材(シーラー)省略が原因
- ・木部に関しては塗膜剥離を起こしやすい箇所ではありますが、これも下地処理不足
から、このような症状になっていると思われます。
要は、前回塗装時に本来一番重要な工程「ケレン→清掃→下塗材塗布」を省略しているため、残念ではありますが10年程度でこのような結果になっているのでしょう……
この他、塗装以外の部位では、
「瓦」
割れ
水切板金の下地の腐食
そして一番気がかりな軒天の漏水跡
以上のような状況が確認できます。
特に気になる軒天は開けて確認。
あぁ……
下地が結構やられている感じですね。(^_^;)
恐らく水はこの部分から流れてきているようですね。
この部分の上部は屋根の谷になりますので、
確認してみると谷板金部分に小さな穴を発見。
恐らく、この穴から水が入ってきているのだろうと思われます。
※写真は5/24の漏水確認チェック時の流用です。
後日、実際に水を流してみて軒先に伝わるか確認してみたいと思います。
あと一箇所の軒天の漏水後は、
恐らく、この部分からだろうと思います。
釘が効いていないため、
単に下地まで貫通した孔があいている状態になっていますので、
この部分から水が軒天裏に入っているのだろうと思われます。
その他にも屋根の状態を屋根業者さんと確認しまして、
工事前の現状確認は終了となります。
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その後、鉄部の下地処理から作業開始。
サビが発生している部分の
下地処理(ケレン)を行います。
おおまかにスクレーパーで錆の除去を行った後に、
サンドペーパーで研磨。
このような状態だった換気フードも
ケレンを行いサビの除去を行います。
こちらも同様に、
ケレンを行い
サビの除去を行います。
ケレンで完全にサビを除くことができれば本来は理想的なのですが、実際には中々難しく、ある程度サビが残った状態までしかケレンができませんので、
鉄部の下地処理を行う場合は残存しているサビの処理まで行っておくとより安心ですので、専用の処理剤(塗布型素地調整軽減剤)で前処理を行います。
「大日本塗料」 サビシャット
サビシャットの説明はこちら → 大日本塗料 サビシャットPDF
サビシャットカタログはこちら → サビシャット(Google検索)
サビシャットはA液:B液=5:1の比率で混ぜ合わせる必要がありますので、使用する際は秤を使用して正確に調合。
ひとまず今回はA液50g:B液10gの合計60gを準備。
この処理剤を残存するサビの上に塗布していきます。
続いて、下塗(サビ止め)の塗布。
「大日本塗料」 エポオールワイド
鉄部に使用する下塗材もサビシャット同様、2液形(主剤15.3kg 硬化剤2.7kg)となります。
一旦、缶内で撹拌して均一にした後に、
秤で主剤と硬化剤を正確に調合。
調合比率は17:3となりますので、主剤0.85kgに対し硬化剤0.15kgの合計1kgを準備。
これをシンナーで希釈して使用するのですが、
希釈率は5%(0.05kg)で合計1.05kg。
これで下塗材(サビ止め)の準備は完了です。
その後、時間まで鉄部の下塗を行いまして、
本日の作業は終了となっております。