外壁塗装・屋根塗装 福岡市中央区M様 工事日誌
平成27年9月5日(土) 「外壁」下地補修 「鉄部」下地処理・下塗
平成27年9月4日(着工)~平成27年9月5日 実働日数2日
作業人員(人工)累計 『5.75人工』(仮設2人工 塗装3.25人工 時間外0.5人工)
本日の作業人員及び作業内容
作業人員3名(17:45)
作業員 中山 林 堂本
「外壁塗装」 下地補修(Uカット~シーリング材充填)
「屋根塗装」 作業なし
「付帯塗装」 鉄部(下地処理~下塗)
「その他作業」 作業なし
塗装工事日誌(H27.9.5)
本日から本格的な工事が開始です。
今回のM様の様の建物は外壁がモルタルという事もあって、外壁の至る所にこのようなひび割れがみられます。
まず始めにひび割れの程度と数量的なものを把握するために、外壁全体を確認しながら、補修を行うひび割れにスプレーで印をつけるマーキングから行ないます。
以前、見積りに伺った時には下から目視での確認しかできていなかったため、あまり「多い」印象は無かったのですが、実際に架設を組み立てて間近で確認してみると、どうやら、思っていた以上にあるようで、比較的大きく割れているようなひび割れも2~3箇所ほどあるようです。
このようなひび割れの補修方法は、主に ↓ の3通りありますが、
1.ひび割れ表面の隙間をシーリング材等で塞ぐ 2.ひび割れ内部にエポキシ樹脂等の充填剤を注入する 3.外壁にU形(またはV形)の溝をつくりシーリング材を充填後、表面形成を行う |
今回は 3.外壁にU形(またはV形)の溝をつくりシーリング材を充填後、表面形成を行う 方法を採用。
この方法は「Uカットシール材充填工法」と呼ばれる工法で、ひび割れが再発した場合でも内部に充填しているシーリング材よって、モルタルの内側に水が入ることを防ぐことができるという特徴があるひび割れの補修方法になります。
Uカットシール材充填工法でひび割れを補修する場合は
工程1 Uカット
↓
工程2 清掃
↓
工程3 プライマー塗布
↓
工程4 シーリング材充填
↓
工程5 ポリマーセメント埋戻し
↓
工程6 段差調整
↓
工程7 シーラー塗布
↓
工程8 パターン調整
このような工程になりますので、本日は工程1~工程4までを行うことにします。
まずはこのような ↓ 電動工具を使用して
ひび割れに沿ってU型の溝を掘ります。
サッシの取り合いなど ↑ の電動工具ではできない箇所は、細部用のカッターを取り付けた電動工具を使いながら、
外壁に溝を掘ります。
M様邸の外壁はリシンと呼ばれる仕上げになっており、表面に ↓ のような凹凸がありますので、
溝の周囲のみ ↑ の凹凸を削りとり、平らな状態にして、
Uカットは終了。(工程1)
溝内を清掃した後に、(工程2)
シーリング材の密着を良くするためにプライマーを塗布。(工程3)
プライマー乾燥後、溝の内部にシーリング材を充填し、
ヘラで押えて、
シーリング材の充填は終了となります。(工程4)
このシーリング材が硬化した後に次の工程に移りますので、本日のひび割れ補修はここまで。(工程1~4)
残りの時間は鉄部の下地処理と下塗の作業を行うことにします。
軒天に取り付けてある換気用の見切り材や
換気フード
外壁・屋根の水切り板金など
鉄製の部材の下地処理「ケレン」を行います。
ケレンにより表面に細かい傷を付けることによって、
塗料と下地との密着が良くなります。
続いて、下塗材(大日本塗料/エポオールスマイル)の準備。↑ の塗料は主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用する2液形の下塗材(サビ止め)で、主剤:硬化剤の比率は17:3になります。
主剤0.85kgに対し硬化剤0.15kgで
合計1.0kg
シンナーで5~6%程度の希釈を行い、合計1.06kg
以上で下塗材の準備は完了。
その後、先ほどケレンを行った箇所の下塗を行い、
PM17:45 作業は終了となりました。
9/11 AM2:30 更新