実験室開設にあたって
現在沢山のメーカーより塗料が発売されていますが、カタログを見比べてもどれも似たり寄ったりの内容しか書かれていません。
- はたして、本当にどの塗料も同じ性能なのでしょうか?
- 実際はそれぞれの塗料の性能は違うんじゃないの?
という疑問が、どうしても私は生じてしまうのです。
やはり、お客様にさまざまな塗料の中からを勧める立場にある以上は、本当に良い塗料を進めたいものです。
あくまでカタログの数値だけで判断するのではなく、実際に各塗料を施工・比較した上で、実際どの程度の違いがあるのか、また違うのであれば各塗料どのような特徴があるのかということを理解し、本当に良いものを提案出来るように、と思いたちこのような実験を行うことにしたのがきっかけとなります。
比較する際の施工品質は、なるべくメーカー推奨数値に合わせて各施工を行なってはおりますが、今回の実験による数値や結果は、必ずしも正確とは限りませんので、何卒ご容赦のほど、宜しくお願いいたします。
低汚染性能比較
塗料の違いによる汚れ具合(汚染性)を確認するための実験です。
水性・弱溶剤形塗料、7種類の塗料を試験板に塗装後、曝露環境下においての汚染性(汚れ)の程度の違いを比較します。
試験板設置後2年6ヶ月経過の様子。
低汚染性能 比較実験②
実験対象を水性に限定し、14種類の塗料の汚染状況を確認する実験になります。
試験体(塩ビパイプ)に各種塗料を塗装後、曝露環境下においての汚染性(汚れ)の程度の違いを比較します。
2014/3/16設置
遮熱・断熱性能比較
遮熱性能 比較実験
弱溶剤形塗料7種類を試験板に塗装後、一定時間光を照射した時の表面温度の変化を比較した実験です。
「比較塗料」エスケー化研(クールタイトSi)日本ペイント(サーモアイSi)関西ペイント(アレスクールSi)日本特殊塗料(パラサーモ)ロックペイント(遮熱ロック)水谷ペイント(快適サーモSi)アステックペイント(IRグロス)
遮熱・断熱塗料 比較実験「品質確保値 計算」
2種類の断熱型の塗料を試験板に塗装後、一定時間光を照射した時の上昇温度の変化と、その後、試験板上部に氷を置き、試験板裏面の下降温度の変化で断熱性能を比較した実験です。
「比較塗料」エスケー化研(サーモシャット工法)日進産業(ガイナ)複層塗材E2種(ゆず肌、平滑)
一定時間光を照射した時の温度変化で遮熱性能の違いを確認するために行っております。
計測条件は2つ上の遮熱性能比較と同様となります。
表面温度を40℃まで熱した後に試験板の上部に氷を置き、試験板裏面に伝わる温度低下の様子を確認する実験となります。
温度影響について
屋根から受けるの熱エネルギーが各層にどのように影響するかを確認するための実験となります。
概要説明
屋根から受けるの熱エネルギーが各層にどのように影響するかを確認するための実験となります。
温度計測の様子
屋根から受けるの熱エネルギーが各層にどのように影響するかを確認するための実験となります。
実験結果から
交友店専用コンテンツ ※パスワードロック
比較対象塗料メーカ-4社、水性アクリルシリコン樹脂4製品の比較となります。
屋外曝露、3年経過。
比較対象塗料メーカ-7社・14製品の比較となります。
2014/3/16設置