福岡市早良区 M様邸 PC(プレキャストコンクリート)・屋上防水 塗装工事
平成25年1月28日(月) 作業人員4名(2名PM16:00迄) 『累計24.75人工』
「下地補修」 爆裂補修 他 「外壁」 養生 他
本日は久しぶりに良い天気となりました。 ^^
作業は4名で行いますので、2名は養生。
一昨日に洗浄を行なっておりました屋上ですが、1日経過しても水が履けない箇所がありますので、後日不陸調整を行いやすくするためにマーキングを行います。
主に以前補修を行なっている箇所が溜まりやすくなっているようです。
また、パラペットに配線を止めるための金具が取りついておりましたので、
これも撤去を行なっておきます。
続いて、パラペットの上部・ウレタン防水を行なっている箇所ですが、
この部分も後の防水時に撤去を行う予定としておりますので、試しに本日部分的に撤去を行なってみます。
が、ここで少々問題発生・・・
撤去自体は割りとスムーズできるのですが、その際に発生する粉塵が思ったより多いようで、この粉塵が風に流されて周囲に飛んでしまうようです。
このままの状態ではさすがに問題ありですので、何かしら対策を考えないといけないようですね。
今回の工事では、屋上はアスファルト防水 機械固定式 を行う予定でして、立上り部分は撤去をすることが理想的になるのですが、もし撤去が出来ないようになるのであれば、ウレタン防水の上にでも施工ができるようなアスファルト防水の仕様に変更を考えないといけないようです。
再度、仲介プライマー、もしくは仲介シートなり、何かないか調べておきます。
その後は、外壁関係の下地補修の続きを行っております。
先日の洗浄時に一部外壁が剥がれた箇所がありましたので、
その箇所の塗膜を撤去を行い、
段差の調整を行います。
爆裂部の埋戻しも本日再度行なっておきます。
「爆裂部 補修完了」
このパラペット部ですが、表面の劣化が結構酷いようで、表面の塗膜が無くなってしまっている箇所や、全体的に凹凸ができてしまい健全な状態ではありませんでしたので、
予定には入っておりませんでしたが、表面の現状部処理(下地調整材 塗布)という工程を加えることにしております。
現状部処理(下地調整材 塗布)というのは、民間の工事ではあまり行われることがなく、公共工事で良く行われる工程の一つになるのですが、下地調整材を全体に塗ることにより、凹凸の処理にあわせ、全体的表面を健全な下地の状態に戻す目的の工程になります。
また、下地調整剤の層が一層加わることにより、躯体を保護するための層の厚みを確保する事ができることにもなる工程です。
下地状況によって、 C‐1 C-2 CM-2 という3通りの種類がありまして、今回はC‐1での仕様で行うことにしております。
「参考」 国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)
パラペットのみとなりますが、この工程(下地調整)新たに行います。
「下地調整 前」
「下地調整 後」
下地調整終了後は、外壁のシリコーンシーリング箇所の処理の処理。
シリコーンシーリングはこのままで状態では塗装ができませんので、専用のプライマーで処理が必要となります。
「シリコーンシーリング プライマー」
モメンティブ パフィーマンス マテリアスズ ジャパン TC9336
このプライマーをシーリング箇所に塗布。
続いて、巾木の下塗(シーラー)の塗布を行います。
巾木の塗装も下塗不要の塗料で施工を行う予定としておりましたが、劣化の状況を考えた時に、下塗は入れておいたほうが良いような気がしておりますので、今回工程を加える事にしております。
「下塗材」
菊水化学工業 キクスイ浸透型プライマーE (在庫品)
この下塗材を巾木部分に塗布。
以上のような作業を本日行いまして、私と林氏は見積提出が本日夕方ありましたので、PM16:00で作業終了、上野氏と鈴木氏はPM18:00過ぎに作業終了となっております。
「下地補修・調整後の様子」
高圧洗浄後に改めて全体を見てみますと、今回追加した工程の他にも、外壁の工程の追加やパラペットの仕様の変更なども行ったほうが良いように思っております。
変更の際に使用する塗料は、在庫品で対応を考えております。
また工程追加の施工費もご不要ですので、ご安心頂けますと幸いです。
仕様変更や追加で行う工程のご説明は、また後日改めてご報告したいと思っております。