福岡市早良区 M様邸 PC(プレキャストコンクリート)・屋上防水 塗装工事
平成25年2月7日(木) 作業人員2名 『累計35人工』
「外壁」 上塗2回目(2面) 「パラペット」 中塗1回目 他
中々良い天気に恵まれませんが、本日は何とか晴れ模様。
雨が降る予報では無いので、本日はパラペットの中塗1回目から始めます。
当初の予定では、このパラペットは複層弾性という仕様で、尚且つ、吹付けタイルの模様を残した仕上にする予定でしたので、外壁同様にウールローラーで中塗を行った後、上塗を行う予定としておりましたが、予定を変更しまして別の仕様で今回施工をすることにしております。
変更した理由としまして、爆裂部の鉄筋の状況を見ましたところ、鉄筋のかぶり厚が非常に少ない様子で、このようなことから部分的に鉄筋の腐食が始まったように思います。
良いとされる鉄筋のかぶり厚は20mmとなっておりますが、
現状を考えますに、コンクリートの厚みを増やすことは困難になりますので、せめて塗装だけでも膜厚が付くタイプで、尚且つ、弾力性能が非常に高い塗料で、クラックを表面に発生させずらい仕様に変更をしまして、鉄筋の腐食を多少でも免れるようにしておいたほうが良いと思います。
また、下地調整でカチオンフィラーの層を表面に一層増やしておりますのも、かぶり厚の多少の確保と、表層のアルカリ性の付与を目的で行なっておりまして、アルカリ性による表層からの酸化防止+かぶり厚を補うための膜厚増大+クラック防止の為の高弾力性、という改修方法での施工に変更しております。
「変更前の仕様」
複層弾性 アクリルシリコン樹脂仕上げ (エスケー化研 レナフレンド)
「変更後の仕様」
現状部処理 + 高弾性 アクリルシリコン樹脂仕上げ (エスケー化研 レナエクセレントA)
この仕様では中塗は2工程ありますので、本日はその内の1工程を行なっております。
パラペットの作業が終了後、外壁(東・北面)の上塗2回目の塗布を行いまして、
午前の作業は終了。
その後、巾木の色替を行いまして、
外壁の養生の撤去を行います。
養生撤去後、サッシ廻りに塗料が付着している箇所や、塗料が滲んでいる箇所の掃除を行いまして、
見切り部分の手直しを行うための、マスキングテープの貼付を行います。
以上の作業を行いまして、本日は終了となっております。