DIYに関する質問
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屋根は2004年以前のアスベストを含むかわらUです。 DIYで塗装を行う予定としておりますが、オリエンタル塗料の製品を検討中です。 |
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屋根材の件、承知致しました。
剥げてくる塗膜は確実に撤去した後に塗装を行うと良いです。
また、剥がれている箇所は下塗り材の吸い込みが多いと思いますので、下塗材(シーラー)を数回程度入念に塗布を行い、下地の吸い込みが止まったことを確認した後、上塗を行うと良いと思います。
塗装で15年程度持たせることは可能になるとは思いますが、期待年数は下地処理(汚れ等の清掃・脆弱な塗膜の除去)の程度と下塗材の施工品質(施工手順に沿った内容での施工)により変わってきますので、特にこれらの工程を入念に行うことをお薦め致します。
また15年程度持たせるには、「良い性能の塗料の選定」と「入念な下地処理、下・上塗材の施工品質」のどちらも大事なことになりますが、特にどちらが重要かということを考えた場合、間違いなく後者が重要になると思いますので、その点、ご留意願いまして施工を行うと良いのではないかと思います。
オリエンタル塗料工業はシーラー不要ですが、水谷ペイントと比較するといかがでしょうか?
残念ながら弊社や廻りの業者ではあまり取り扱いがなく、稀にしか使用しませんので詳しい事をお伝えすることが出来ません。
ただHP上の情報を見たところでは、弊社で良く使用している水谷ペイント「パワーシリコンマイルドⅡ」と同等のように思います。
仕様書見ましたところ、下地塗膜が健全な場合では下塗不要となっているようですが、基本的に塗り替え時には下塗材は必要と考えていたほうが良いかと思います。
オリエンタル塗料工業 ニューマイルド優雅 塗装仕様書オリエンタル塗料工業をご検討されているということは、弱溶剤2液形の塗料での塗替えをご検討されておられているとお見受けします。
2液形の塗料は作業するにあたり、混合比率や混合後の使用可能時間等の制約があります。
DIYでは高難易度の塗料にはなりますが、難易度の低い1液形の塗料で塗り替えるより、完成した時の感動はより大きなものになると思います。
楽しく、また安全に塗り替えをできますことを願っております。
頑張ってくださいね。^^
Q |
2013/10/3 15:14 件名/塗装のご相談 以前、セキスイかわらUで質問したTと申します。 セキスイかわらUをみると、瓦と瓦の間に金属のタスペーサーのようなものが入っています。 |
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大変ご無沙汰しております。
先日、水谷の担当者と話す機会があったのですが、水系ナノシリコンは上位グレードの水系シリコンに比べ、塗料の費用が安い割には性能は水系シリコンより少々劣る程度で、コストパフォーマンスは非常に良い製品だと言っており、近年は出荷数も水系シリコン<水系ナノシリコンだということです。
現在、非常に人気のある製品のようです。
このセキスイ かわらUをみると、瓦と瓦の間に金属のタスペーサーのようなものが入っています。
このようなセキスイかわらUの場合、タスペーサーは必要なんでしょうか?
それとも不要でしょうか?
恐らくその金物は吊子と呼ばれる瓦を固定するものだと思います。
(セキスイハイム不動産 ホームページより)
タスペーサーはこのような平板スレート専用の部材となりますので、
セキスイかわらUのような波型スレートの場合は取付不可となっております。
タスペーサー 製品カタログ 注意事項
Q |
2013/10/7 15:22 件名/Re:塗装のご相談 お世話になります。Tです。 古い瓦ですので、歩くとヒビが入るところがあります。 ある人から聞いたのですが、上塗が水性塗料の場合、水系でカチオンが入っていればだいたいOKという事を聞きました。 |
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順調に作業が進んでいるようですね。
この段階 ↓ まで進んでいるようですので、完成は間近ですね。
古い瓦で歩くと、割れやヒビが入るところがあります。
これはコーキングで処理しようと思いますが宜しいでしょうか?
コーキングで補修をされて良いと思います。
シリコーンシーリング材は塗装が出来ないため不可となりますので、変成シリコンシーリング材で処理を行うと良いと思います。
ちなみに、弊社ではこのような ↓ 2液形のボンドを使って、補修を行うことが多いです。
「超速乾ボンド」
コニシ クイックメンダー
1:1で混ぜ合わせて使用するタイプのボンドになりますが、
硬化が非常に早く(5分程度)、接着力も非常に強力です。
あと、瓦が割れてかけてしまったところがあります。
これは銅板などを瓦の中にいれて、コーキングを瓦と銅板との間に充填すればよいでしょうか?
写真は平板スレートになりますが、このような欠けの場合でしたら、
コーキングなどで接着するだけでも大丈夫だと思いますが、板金を添えて補修を行うとより良いかもしれませんね。
ただし、接合部から水が入らないように処理を行う必要はありますので、その点はご留意願います。
↓ に紹介するのは先ほどの超速乾のボンドで補修を行った時の様子です。
ある人から聞いたのですが、上塗が水性塗料の場合、水系でカチオンが入っていればだいたいOKという事を聞きました。
DIY程度なら気にしなくても大丈夫とのことです。
屋根に使用する水性の下塗材は各メーカー共にカチオン型のシーラーが多いですが、どのメーカーもさほど価格の差はありませんので、特に他社メーカーの下塗を使用する理由がない限りは、同一メーカーの製品を使用したほうが一番安心できるのではないかと思います。
当然のことですが、他社メーカーとの組み合わせで起きた不都合に関しましては、下塗材メーカー・上塗材メーカーどちらにも話を持っていくことができなくなります。
完全に自己責任で行わなければ行けなくなってしまいますので、その点、ご留意願います。
私を含め、廻りの塗装業者も、外壁などの場合では状況に応じて下・上塗材でメーカーを変える場合もありますが、特に屋根の場合は塗膜に掛かる負荷が大きくリスクが高いため、万一のことも考え同一メーカーの組み合わせで施工する事が多いです。
Q |
2013/10/18 19:47 件名/塗替え完了のお知らせ お世話になります。その節はありがとうございました。 |
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T様、DIYでの屋根塗装、大変お疲れ様でした。
立派に塗装が完成している様子を写真より拝見させて頂きました。
「塗装前」
「塗装後」
1.高圧洗浄機をもってなかったのでたわしで汚れを落としたけど、高圧洗浄ほど落ちていないと思う。
大事なことは「汚れをきちんと落とす」ということになりますので、手段はたわし、高圧洗浄、どちらでも問題はないと思います。
機械で洗浄を行う場合は、「早い」+「楽」ということになります。
手作業で洗浄を行う場合は、「時間が掛かる」+「大変」ということの違いだけです。
2.ちょっと古い瓦だったので歩くと割れるところがあって、コーキングで直したけど大丈夫!?(予算と耐久性を考え、変性シリコンではないです。)
瓦の割れ方にもよりますが、通常の補修はシーリングで問題無いと思います。
写真を拝見するに、塗装後に補修をされたのですね。
3.水系ナノシリコンは50kg(100平米ぐらい)つかった。ちょっとたっぷり塗りすぎた!?
水系ナノシリコンは0.15~0.18kg/㎡の2回塗となりますので、0.3~0.36kg/㎡が塗布量となっております。
なので、50kg使用したということは0.50kg/㎡となりますので、確かにたっぷり塗られたようですね。(笑)
4.一度、塗装中に屋根から落ちた。平屋だったので、塗料をかぶったぐらいでたいした怪我はなかった。
不幸中の幸いでしたね。
私も屋根から滑落したことがあるのですが、本当に落ちる瞬間は恐ろしいものです。
しかし、怪我がなくて何よりでした。
5.中腰だったので、腰が痛い。ローラー塗装で力を入れすぎたのか、手首も痛い。
本当に屋根塗装時の中腰は大変ですよね。
6.マスクをしてやったほうがよかった。2日連続してやると、頭が痛い。
水性とはいえ塗料独特の匂いがありますので、匂いが苦手な場合はマスクはあったほうが良いかもしれませんね。
本当にT様大変お疲れ様でした。
最後にありました「楽しかった」ということがこの事がDIYの醍醐味です。
この楽しさを経験していただいて、本当に心から嬉しく思っております。
次のトタンの塗替えも「安全」には最善の注意を払って、楽しんで塗って下さいね。^^